# autopick.txt 日本語版アングバンド仕様
#
# このファイルの一番最後は実際に使用できる設定ファイルの具体例になって
# います。このファイルを 'autopick.prf' という名前でアングバンドのユー
# ザーディレクトリにある autopick ディレクトリにコピーすれば、そのまま
# 自動拾いファイルとして使用することができます。
#
#    ●自動拾いの使い方
#
#      まず、アングバンドのユーザーディレクトリに autopick というサブ
#      ディレクトリを作成し、autopick.prf 又は (名前).prf というファイ
#      ルを作って下さい。(名前).prf は(名前)という名前がついたキャラで
#      プレイするときに読まれ、該当する(名前).prf が存在しないときには
#      autopick.prf が使用されます。
#
#      このファイルはゲームの起動時に読まれますが、後から '$'コマンド
#      で読み直すことができます。プレイ中にファイルを書き換えたくなっ
#      た時などに便利でしょう。
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#      次に、作ったファイルをメモ帳等の適当なエディタで編集します。1行
#      に1つのアイテムを書きます。アイテムは最大2048個まで登録できます。
#      頭が#の行や空行は無視されます。
#

#      以下は実際のpicktype.prfの内容の例です。
#    ---------
#    賞金首のアイテム
#    !無価値のアイテム
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#    未判明の薬
#    未判明の巻物
#    未判明の指輪
#    未判明のアミュレット
#    未判明のロッド
#    未判明の杖
#    未判明の魔法棒
#
#    ~未鑑定の光源
#
#    未鑑定のダイス目の違う武器
#    未鑑定のダイス目25以上の武器
#    ~未鑑定の武器
#    ~未鑑定の防具
#
#    獲得
#    経験の薬
#    増強の薬
#    *破壊*
#    抹殺
#    体力回復
#    生命の薬
#    スピードの
#    致命傷の治癒の薬
#
#    ---------
#    
#      基本的に、名前の一部にファイルに書いた文字列が含まれていれば、
#      そのアイテムを自動的に拾います。ただし、頭に 「!」 がついている
#      場合はそのアイテムを自動的に破壊し、頭に 「~」 がついている場合
#      はそのアイテムは拾うことも破壊することもせずにそのまま床に残し
#      ます。また「;」を付加すると拾得・破壊時に確認するようになります。
#
#      (注意! always_pickup オプションが有効の時は !と書いたアイテムで
#      も拾います。)
#
#      picktype.prf の先頭から順番に優先的に評価するので、不要なものの
#      破壊の設定の下にその他のアイテムを拾う設定を書いたり、高級なア
#      イテムを拾う設定の下にその他の低質なアイテムを破壊する設定を書
#      くのが便利な方法です。
#    
#      以下のようなキーワードで始まるものは特別扱いになります。
#      ・すべての〜        : すべてのアイテムが対象になります。
#      ・収集中の〜        : 既に同じ種類の物を持っているアイテムが対象になります。
#      ・未鑑定の〜        : 鑑定されていないアイテムが対象になります。
#      ・鑑定済みの〜      : 鑑定されているアイテムが対象になります。
#      ・*鑑定*済みの〜    : 完全に鑑定されているアイテムが対象になります。
#      ・ダイス目の違う〜  : 殺戮の武器等でダイスの目が通常と異なるアイテムが対象になります。
#      ・ダイス目n以上の〜 : ダイス数×面数が n 以上のアイテムが対象になります。
#      ・無価値の〜        : 価値のない(売却できない)アイテムが対象になります。
#      ・伝説の〜          : 判明している伝説のアイテムが対象になります。
#      ・名のある〜        : 判明している名のあるアイテムが対象になります。
#      ・無銘の〜          : 伝説のアイテム、名のあるアイテム以外のアイテムが対象になります。
#      ・未判明の〜        : 効果の分からないアイテムが対象になります。
#      ・読めない〜        : 専門としない魔法領域の魔法書が対象になります。
#      ・n冊目の           : n冊目の魔法書が対象になります。
#      ※上記のキーワードは任意の順序で記述することができます。
#    
#      〜の部分では、アイテムの種類を表す以下のようなキーワードが特別扱いになります
#      ・アイテム : すべてのアイテムが対象になります。
#      ・武器 : 武器が対象になります。
#      ・防具 : 防具が対象になります。
#      ・矢 : 矢、クロスボウの矢、石、弾が対象になります。
#      ・光源 : たいまつやランタン等が対象になります。
#      ・魔法アイテム : 巻物・杖・魔法棒・ロッドが対象になります。
#      ・がらくた : 折れた棒や骨等の役に立たないものが対象になります。
#      ・魔法書 : 呪文書、祈祷書が対象になります。
#      ・鈍器 : 武器のうち鈍器であるものが対象になります。(プリースト用)
#
#      他に部位別の装備品を対象とするキーワード: 盾、弓、指輪、アミュ
#      レット、鎧、クローク、兜、籠手、靴 が使用できます。
#    
#      この後に区切り記号のコロン「:」を挟んでさらに文字列が続く場合は、
#      その文字列が名前の一部に含まれているアイテムが対象になります。
#      ここで、アイテムの種類を表すキーワード(アイテム、武器、防具等)
#      を使用しない場合は区切り記号は省略できます。また、文字列の頭に
#      記号「^」を入れるとそれはアイテム名の先頭部分に一致します。
#
#    ---------
#
#    光源:石	 // 名前に"石"を含む光源を拾う。「光源石」 は使用不可。
#    籠手:腕力の // 腕力のガントレットを拾うが、腕力の指輪は拾わない。
#    !ローブ	 // 名前に"ローブ"を含むもの(ローブ、グローブ等)を破壊。
#    !^ローブ	 // グローブは破壊しない。
#    !防具:^耐	 // 耐火、耐冷、耐電、耐酸の防具を破壊。全耐性は破壊しない。
#
#    ---------
#
#      また、行の最後に # で始まる文字列を書くと、鑑定したりアイテムの
#      上に立った瞬間に自動的にその文字列がアイテムに刻まれます。
#
#      各行の書式は次のようになります。
#
#         [ ( "!" / "~" / ";" )* ]
#         [ ( "すべての" / "未鑑定の" / "鑑定済みの" / "*鑑定*済みの" /
#             "未判明の" / "無価値の" / "無銘の" / "収集中の" / 
#             "ダイス目の違う" / "伝説の" / "名のある" / "読めない" /
#             一桁の数字 "冊目の" / "ダイス目" 一桁以上の数字 "以上の" )* ]
#         [ ( "アイテム" / "武器" / "矢" / "防具" / "鎧" / "兜" / 
#             "魔法アイテム" / "魔法書" / "がらくた" / "鈍器" / "弓" /
#             "盾" / "指輪" / "クローク" / "籠手" / "靴" / "光源" / 
#             "アミュレット" / "薬" ) ":" ]
#         [ ["^"] その他の文字列 ] [ "#" 自動刻み文字列 ]
#    
#      ☆ Tips
#      ☆   未鑑定の や ダイス目の違う 等のキーワードは一行に並べて書く
#      ☆   事で両方の制限を適用させる事が出来ます。
#      ☆ 
#    
#    
#    ● 条件分岐の使い方
#    
#      自動拾いの設定は種族や職業、レベル等に条件を付けて設定すること
#      が出来ます。
#    
#      ☆ Tips
#      ☆   マクロ定義のファイル(プレイヤー名.prf 等)でも全く同じ書式で
#      ☆   条件分岐を使う事が出来ます。
#      ☆
#    
#      ・条件分岐の書式
#        ?:引数
#          引数が"0"なら以降の自動拾い/破壊の登録をスキップする。
#          引数が"1"なら以降の登録を行う。 引数が"0"以外は全て"1"と見なす。
#        (注意!)条件分岐を入れ子にすることは出来ません。
#    
#      ・ファイルの挿入の書式
#        %:ファイル名
#          ユーザーディレクトリ内の autopick ディレクトリにある指定された
#          ファイルを自動拾いの登録ファイルとして読み込みます。
#          
#        *警告!!* 自分自身(例えばautopick.prf)を読み込んでしまうと
#                 永久ループになってクラッシュするので絶対やらないように。
#    
#      ・使用可能な演算子
#        [EQU 引数1 引数2 ...]
#          全ての引数が等しいとき"1"、等しくないとき"0"を返す。
#        [IOR 引数1 引数2 ...]
#        [AND 引数1 引数2 ...]
#          IORは引数の論理和、ANDは引数の論理積をとって真なら"1"、偽なら"0"を返す。
#        [NOT 引数]
#          引数が"1"なら"0"、"0"なら"1"を返す。
#        [LEQ 引数1 引数2 ...]
#        [GEQ 引数1 引数2 ...]
#          LEQは引数の大きさを「文字列として比較」して
#          引数1≦引数2≦...のとき"1"を返す。
#          GEQは引数1≧引数2≧...のとき"1"を返す。
#    
#      ・変数説明
#        $RACE
#          種族を英語名で返す。
#          Human, Half-Elf, Elf, Hobbit, Gnome, Dwarf, Half-Orc,
#          Half-Troll, Dunadan, High-Elf, Kobold
#          のどれか
#        $CLASS
#          職業を英語名で返す。
#          Warrior, Mage, Priest, Rogue, Ranger, Paladin,
#          のどれか
#        $PLAYER
#          プレイヤーの名前を返す。
#        $LEVEL
#          プレイヤーのレベルを2桁の文字列で返す。
#          "01","09","10","50" 等
#
#------------------------------------------------------------------
#
#    これ以下は具体的に使用可能な設定例です。
#    このファイルをユーザーディレクトリ内の autopick ディレクトリに
#    コピーすれば自動拾いファイルとして使用することができます。
#
#------------------------------------------------------------------

#
# 基本的な設定
#

!がらくた

未判明のアイテム

# 未鑑定名が、玻璃瓶、石、星、宝石 の光源は
# 伝説のアイテムなので拾う。
未鑑定の光源:宝石#!!
未鑑定の光源:石
未鑑定の光源:星#!!
未鑑定の光源:玻璃瓶#!!

# 既に持っている種類の薬、巻物、ロッド等は重ねられるので全て拾う。

収集中の薬
収集中の巻物
収集中のロッド
収集中の矢

# 今持っている光源の燃料を拾う。
収集中の油
収集中の松明

# よく拾う物
鑑定のロッド#!k!!
全感知のロッド#@z0!k!!
スピードのロッド#!k!!

無敵の薬#!k
獲得#!k
経験の薬#!k
増強の薬#!k
*破壊*
抹殺

腕力の薬#!k
賢さの薬#!k
器用さの薬#!k
耐久力の薬#!k
知能の薬#!k
魅力の薬#!k

生命の薬#!k
体力回復#!k

# レベルが10以上なら破壊する例
#   条件分岐の判定は自動拾いファイルを読み込むときだけ行うので
#   レベルが10以上に上がった直後はまだ登録されていません。
#   '$'コマンドで読み込むかゲームを再開するとちゃんと読み込まれます。
#
?:[GEQ $LEVEL 10]
!リンゴジュース
!空のビン
!水の入ったビン
!スライムモルドジュース
?:1

# レベルが20以下なら自動破壊禁止で床に放置する例
?:[LEQ $LEVEL 20]
~のろまの薬
~眠りの薬
?:1

# 空腹充足の呪文が使える場合は、食料と空腹充足の巻物を破壊。
?:[IOR [AND [GEQ $LEVEL 10] [EQU $CLASS Mage]] [AND [GEQ $LEVEL 10] [EQU $CLASS Priest]] [AND [GEQ $LEVEL 25] [EQU $CLASS Ranger]] [AND [GEQ $LEVEL 15] [EQU $CLASS Paladin]]]
!空腹充足
!食料
!スライムモルド
!エルフの行糧
?:1


#
# 高レベルで弱い装備品を全て壊す例。「無銘の〜」の使用には細心の注意が必要。
# 何もしないとドラゴン装備等も壊すので放置のコマンド文字'~'で守る必要があります。
#
?:[GEQ $LEVEL 40]
~無銘の防具:ドラゴン
~無銘の防具:影のクローク
~無銘の武器:粉砕のメイス
!無銘の武器
!無銘の防具
?:1

?:[GEQ $LEVEL 20]
!無銘の武器:(+0,+0)
!無銘の防具:,+0]
?:1

# その他の魔法書

# 専門外の下級魔法書はレベル30以上なら全て自動破壊する。
?:[GEQ $LEVEL 30]
!読めない1冊目の魔法書
!読めない2冊目の魔法書
!読めない3冊目の魔法書
!読めない4冊目の魔法書
?:1

# 上級魔法書は高く売れるので低レベルでは拾う。
?:[LEQ $LEVEL 29]
読めない5冊目の魔法書
読めない6冊目の魔法書
読めない7冊目の魔法書
読めない8冊目の魔法書
読めない9冊目の魔法書
?:1


#
#自分の魔法領域の魔法書に適切な自動刻みをする例。
#上級魔法書と下級魔法書の中間の優先順位に挿入する例として、
#未鑑定の武器、防具、矢を床に放置する設定を入れてあります。
#

#
#  上級魔法書
#
5冊目の呪文書#@m5!k
6冊目の呪文書#@m6!k
7冊目の呪文書#@m7!k
8冊目の呪文書#@m8!k
9冊目の呪文書#@m9!k
5冊目の祈祷書#@p5!k
6冊目の祈祷書#@p6!k
7冊目の祈祷書#@p7!k
8冊目の祈祷書#@p8!k
9冊目の祈祷書#@p9!k

# ここに上級魔法書よりは優先順位が低くて
# 下級よりは高くしたいものを書く。
# 例えば、
未鑑定のダイス目の違う武器
~未鑑定の武器
~未鑑定の防具
~未鑑定の矢

#
#  下級魔法書
#
# 職業と領域によってはわざと特定の魔法書を持たない事があるので、
# 既に持っていなければ放置。

収集中の魔法書
~1冊目の呪文書#@m1!k
~2冊目の呪文書#@m2!k
~3冊目の呪文書#@m3!k
~4冊目の呪文書#@m4!k
~1冊目の祈祷書#@p1!k
~2冊目の祈祷書#@p2!k
~3冊目の祈祷書#@p3!k
~4冊目の祈祷書#@p4!k